十五夜行事レポート@名城ウシデーク

糸満市地域おこし協力隊

2016年09月15日 18:30

はいたい!まちセン@かわさきやいびーん

旧暦八月十五夜、16時半頃、名城のムートゥヤー(本家、宗家のこと)でウシデークが行われました。
ウシデークは五穀豊穣と集落の繁栄を祈念し農村地区で行われる、女性のみの祭祀舞踊です。


名城では扇→四つ竹→手拍子→扇の順で4番まで踊ります。
集落の女性は全員参加ですが、昔に比べ人が減ってきているそうです
また歌は口伝えで受け継がれてきましたが、歌詞など難しく、今では音楽を流しそれに合わせ踊ります。


輪の中には可愛らしい女の子が、名城の文化を身につけ美しい踊りを見せていました。
ところどころ大人のような仕草が見られ、名城の美しい女性たちの血が引き継がれているのを感じました

 

ムートゥヤーでのウシデークが終わり、公民館に移動し、さらに人数が増えもう一度ウシデークが行われました。
4番まで終わると、カチャーシーのような踊りが始まります。
その中でケンハーという振付があり、昔自分たちで考え踊り始めた踊り。
手をグーにして肩に寄せ、手のひらを開きながら前に出す、そのとき足は交互に前へ蹴ります。
昔は年配者が太鼓と歌を止めず、長時間踊っていたそうです

今回ウシデークまでしか取材できませんでしたが、その後舞踊、綱引きと行われたそうです。
今回の取材で感じたのは、名城の女性はイキイキと輝き、そんな女性たちを名城の男性たちは優しく支えていました。
席や会場の準備や飲み物の配布、「私もアセロラジュースが飲みたかった」という声に笑顔ですぐに対応している姿は紳士的に思いました
これからも素敵な文化と優しい心が、十五夜行事を通して後世に受け継がれていきますように

追記
動画も上げております!
糸満市 名城ウシデークむぅとぅやー前 20160915
糸満市 名城ケンハー 20160915


まちセン*糸満市市民活動支援センター@かわさき

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