しまくとぅばで語る戦世とウチナーグチ芝居に行ってきました!

糸満市地域おこし協力隊

2017年12月05日 13:33

はいたいぐすーよ ちゅーうがなびら
わんねー地域おこし協力隊ぬ まぁーみぃーやいびーん



12月2日に米須公民館にて「しまくとぅばで語る戦世とウチナーグチ芝居」というのがやっていたので、お邪魔してきました
日曜日だったので、たくさんの方が観に来ていました!
最初は、7人の方の当時、12歳から24歳という青春の時期を戦火の中で過ごした方々の証言映像が上映されていました。
ところどころは、分かるのですが後の部分は何を話されているのかわからず・・・・
とっても悔しい思いをしました・・・。
でも、ところどころでもオジーオバーが伝えたいことは、理解できました。
「戦争は終わった後も最悪だった。どうせなら戦死したかった。」と話された方の言葉が胸に刺さりました。

それから、比嘉座という「しまくとぅば」で演劇をする方たちのお芝居がありました。
戦争体験などの聞き取りを基にしたお芝居で、この日は、喜屋武出身の少女カナーの体験談を基にした「ちゃん」というお話と、「カンポーヌクェーヌクサー(艦砲射撃の喰い残し)」という、石川の伊波で終戦を迎えたお年寄りから聞いた実話に基づいて作成されたお話と、「マーシーハーメー」という、神様の声が聞こえる女性のお芝居をされていました。
劇中、見ている皆さんは笑ったり、深くうなずいたりととっても演劇を楽しんでいらっしゃいました。
「マーシーハーメー」というお芝居のセリフの「ナナイルノティトゥティヲ、サ、ティトゥリヲ」というセリフが印象に残りました。
意味は、「この世界が平和になるには、七色の手と手を(世界中の人たちの手)合わせることが必要。さぁ、手と手を合わせよう。」ということでした。
この先、七色の人たちの手が合うことはあるのでしょうか・・・。

最後に、米須の神村区長にお話を伺いました。
「平和とは単に戦争や紛争がない状態をいうのではなく、人間が尊重され、その社会に生き行く人が安心できる社会を営んでいるかどうか。そこに平和の本当のところがある。今の平和は降ってわいたものではない。たくさんの犠牲があって、今の平和がある。心のひだをたくさんつくり、他人の存在も尊重することのできる強さと知慧を持っている世界にしていきたい。そのためには、手と手を取り合っていくことが大切だと改めて思った。」と仰っていました。

みなさん、思うことはただ一つ。
「世界平和」なんだと改めて思いました。
そして、しまくとぅば。しっかり、習得していこうと改めて思ったまぁみぃでした。


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